皆さんは生命保険や健康保険などに加入していますか?
中には「もしもの時のために保険はなるべく多く入っておきたい」という思いから、複数の保険に加入している人もいることでしょう。
しかし、実は欧米では日本のように保険に入る人はとても少なく、有識者からも「保険に加入しすぎでは?」と指摘されることも多くなっています。
もしも経済的に生活がそこまで楽ではな胃にもかかわらず複数の保険に多くの金額を払っているならば、見直してみる必要があるといえるかもしれません。
この記事では、そんな「医療保険、生命保険を節約するという選択肢」について解説していきたいと思います。
なぜ日本ではこれほど保険に入る人が多いのか?

日本人は、「社会人になったら保険に入るのが当たり前」といった考えが常識となっていますよね。
もしもの時に経済的な負担を軽くしてくれるわけですから、入らないよりも入っておいた方が良いのは当然です。
しかし、ご存じの通り現代の日本は経済的になかなか厳しい状況です。
ディズニーリゾートを筆頭に、レジャー施設も必然的に入場料やフードメニュー、お土産を値上げしていて、「正直生活が苦しい」と感じている人はかなり多いはずです。
生活が苦しい状況ではあるものの、なかなか保険の契約を切ることができず過ごしている人も数多く存在していることでしょう。
結論から先に言えば、人によっては保険に入り過ぎていて、プランを下げたり、場合によっては契約本数を減らした方が良いかもしれません。
さらに、遺族年金という精度が日本にはあるため、配偶者が死亡したり高度障がい者となったとしても国から補償が受けられます。
また、実際に病気やけがで入院する割合は人口10万人に対して1,000人程度であり、ほとんどの人が保険を利用していないということになります。
確かに高齢になれば必須とはなりますが、40代以下であれば必要以上に複数の保険に入らなくても良いとも考えられるのです。
それでも保険に入る日本人が多い理由としては、以下のようなことが挙げられます。
集団疑集性が日本にはあるから
高度経済成長期に、日本で保険に加入する人が急増しました。
給与は毎年上がり続け、ボーナス額が100万円を超えることも珍しくありませんでした。
それゆえに、保険に入る余裕があったわけです。
お金に余裕があり、「保険に入っておくと将来安心ですよ」と保険会社が積極的な営業を懸ければ、加入する人が急増するのは当然ですよね。
そうした時代が長きにわたり続き、「複数の保険に入るのが常識」といった考えが根付いていったのです。
経済的に悪化し続ける現代においても、同じ程度の額の保険に入り続けている人は多く存在しています。
「みんなが入っているから自分も入っておかなければ」という「集団疑集性」が日本にはあるのです。
売る側からの情報発信しかなかったから
保険の加入者が急増した昭和の時代には、現代でのように情報を気軽に発信するツールが多くありませんでした。
新聞やテレビ、雑誌くらいしか情報発信のツールがありませんでした。
現代では、YouTubeを筆頭に様々な情報発信ツールが存在しているため、より適切な判断がしやすくなったといえるでしょう。
保険を見直しすることで、月に数千円の節約が可能になることも

人によっては、「死亡保険」や「医療保険・疾病保険」「介護保険」などのリスクに備えるそれぞれの保険に加入している人もいることでしょう。
また、貯蓄性の高い「死亡保障付きの生存保険」などに加入している人もいるかもしれません。
がん特約や通院特約、三大疾病特約、先進医療特約といった様々な特約を付けているケースもあります。
しかし、複数の保険と比較して、全体的にフォローできる保険に見直すことで、大幅に保険料を節約できる可能性があります。
特に20代、30代といった若い世代の人は、積極的に保険の見直しを行い、保険料を抑えるという選択肢を実践すべきといえるかもしれません。
ただし、保険の見直しの際は自己判断ではなく、FPなどの専門家にしっかりと相談することをおすすめします。
まとめ
今回は、「医療保険、生命保険を節約するという選択肢」について解説してきました。
日本人は多くの人が保険に加入していて、複数の保険に加入している人も珍しくありません。
しかし、経済的に厳しい状況であるならば、保険を見直してみるという選択肢も「あり」だといえるでしょう。
ぜひ一度、FPなどの専門家に見直しの相談をしてみてはいかがでしょうか?
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