塵も積もれば山となる?電気料金が値上がりした今実践したい「細かな節電ポイント」
電気代の値上がりで家計的に苦しくなった人も多いのではないでしょうか?
これまで節電に対してそれほど意識が高くなかった人も、さすがに「取り組まないとまずいな」と感じているはずです。
省エネ家電に買い替えたり、家のすべての電球をLEDに変えるといったことができれば良いですが、かなり費用が掛かってしまうため、なかなか実行に移すのは難しいものです。
そこでおすすめするのが、「1つ1つの節電効果はそこまで大きくないが、積み重ねることで大きな効果を生み出す」という方法です。
まさに「塵も積もれば山となる」ということです。
この記事では、そんな「積み重ねることで大きな効果となる節電ポイント」について解説していきたいと思います。
意識するだけで1ヶ月数千円節電できるケースも
電気代は、自宅で生活している人数が変わらなければそれほど金額は変わらないですよね。
季節によっては変わりますが、毎年似たような金額になるものです。
しかし、2023年6月からの大幅値上げで、地域によっては20%以上電気料金が値上がります。
同じような生活をしているだけでも、毎月2,000円~3,000円多く支払う必要がある家庭もあることでしょう。
それでは、節電の意識を持ち実践し始めたとしたならばどうでしょうか?
1つ2つの節電対策ではそれほど効果は高くありませんが、5つ6つと対策を実践することで、値上がりした2,000円~3,000円分を補うことが可能となるはずです。
年間で言えば、2万~3万円も節約できることになるわけですから、非常に大きな行動であると言えるでしょう。
積み重ねることで大きな効果となる節電ポイント
それでは、実際に積み重ねることで大きな効果が得られる節電ポイントをいくつか挙げていきましょう。
①すだれ&よしずを使用する
近年すだれやよしずを使用する家庭が増えてきていると思いませんか?
これは古き良き日本の文化が再評価されてきたのではなく、節電効果が期待できるがゆえに広まっていると考えられます。
吊るして使用するすだれや立てかけて使用するよしずは、直射日光を遮ることができるので、それだけでも室内温度の上昇を防げます。
さすがに夏の10時~15時の時間帯はエアコンを使用すべきですが、すだれやよしずがあればそれ以外の時間はエアコンを消し、窓を開け扇風機を回せば問題なく過ごせます。
霧吹きですだれやよしずに水をかけておくと、気化熱によってさらに涼しくなります。
それほど金額も高くないので、試してみる価値は十分にあると言えるでしょう。
②エアコンの掃除
エアコンの掃除はとてもめんどくさいですよね。
しかし、こまめに掃除するだけでも、目に見える節電効果が得られるのです。
エアコンは部屋の中の空気を一度取り込んでから設定された温度に変えて吐き出します。
その構造上、非常に汚れやすいのです。
フィルターはもちろん、吹き出し口(ルーバー)やアルミフィン、室外機などもこまめに掃除しておくと、節電効果を得ることができます。
③ウォシュレットはこまめに電源を切る
ウォシュレットの電源を1年中つけっぱなしにする家庭はとても多いかと思います。
それほど多くの電気を使用するものではありませんが、こまめに電源を落とすことでわずかながら節電効果が見込めます。
最近のウォシュレットには、「節電モード」が搭載されています。
そのモードを利用することでも、節電効果が見込めます。
また、冬場は暖房機能が必須となりますが、春~秋にかけては暖房機能は不要ですよね。
時期によっては便座の暖房機能をオフにするというのも、効果的な節電方法だと言えます。
④断熱シートを使用する
前述したすだれやよしずなどは、窓を開けることでエアコンの使用時間を短くし電気代を押さえることが可能ですが、断熱シートは窓を閉めてエアコンを効かせた際の効果を高めることが可能です。
夏場であれば、涼しい空気を外に逃がさず、温度の高い外気を中に入れない効果が期待できますし、冬場は暖めた空気を外に漏らさず、冷えた外気を中に入れないといった効果が得られます。
専門業者に依頼すると、複数の窓で数万円必要になりますが、ホームセンターなどで購入し自分で貼り付ければ、数千円で完了させられます。
一度貼り付ければ剥がれるまで効果が持続するわけですから、長期的に見れば非常に節電効果は高いと言えるでしょう。
ちなみに、100円ショップなどでも最近では売られています。(サイズ的にも断熱効果的にもそれほど大きくないので、そこまで節電効果は高くないかもしれません)
まとめ
今回は、「積み重ねることで大きな効果となる節電ポイント」について解説してきました。
こまめに電気を消したり、エアコンの設定温度を意識したりなど、節電は必須の時代ですが、ここで挙げた4つの節電ポイントもぜひ実行してみましょう。
1つだけではそれほど節電効果は高くありませんが、すべて実践すればきっと目に見える効果が得られるはずです。
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